安全工学会開催行事

行事詳細

タイトル 第25回 安全管理の最新動向講習会
開催日時

2011年4月20日(水)~21日(木)

申込締切
最新情報 【終了】
案内
会場

砂防会館

プログラム
4月20日(水)
13:30~15:00 「事故防止のための安全文化の創造と実践」 
慶應義塾大学 SDM研究科 教授 高野 研一 氏 
http://www.keio.ac.jp/ja/contents/seminar/2010/266_4.html

近年、事故防止を確実に進めるには、個人・職場・組織のすべてのステージで安全に対する価値共有を土台とした安全文化の醸成が必要とされている。ここでは、安全文化の概念の整理と位置づけ、特に、積極関与(コミットメント)、動機付け(モチベーション)、相互理解(コミュニケーション)、危険認識(アウェアネス)について解説し、それらを実践するための具体的方策について述べる。
15:15~16:45 「医療安全確保への組織的取り組み」 
練馬総合病院 副院長 柳川 達生 
http://www.nerima-hosp.or.jp/

医療の安全確保のためには、医療の質向上の観点からの組織的取組みが必要である。人間は、思いこみ・勘違い・物忘れをし、過誤を犯す。過誤や事故をなくすことはできないが減少、ないしは大きな事故に至らせないしくみ作りが必要である。我々は未然防止の手法であるFMEA、事後に要因や原因を追究するRCA手法を活用して安全対策を行っており、その取り組みと事例を紹介する。
4月21日(木)
9:00~10:30 「日本航空の安全への取り組み 経営破綻から再生に向けて」 
株式会社日本航空安全推進本部 本部長 酒井 忠雄 
http://www.jal.com/ja/

1985年8月12日にジャンボ機が群馬県の御巣鷹の尾根に墜落して四半世紀が過ぎた。この事故を安全の原点として日本航空は日々安全運航に努めてきた。2005年3月に国土交通省から出された事業改善命令を契機に、社外識者による安全アドバイザリーグループを設置した。その提言書の中に「安全の危機は経営の危機であり、経営の危機は安全の危機である。」との一文がある。2004年の「安全の危機」を何とか乗り切ったが、2010年1月に経営破綻、まさに「経営の危機」であった。再び「安全の危機」を招かないためのJALの安全への取り組みについて話したい。
10:45~12:15 「化学産業における安全管理とリスク評価」 
有限会社 システム安全研究所 高木 伸夫 
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsse3/bbs/safetyheart/no130.shtml

危険物質を大量に取り扱う化学産業における安全管理にあたっての主要なプログラム項目、安全化にあたっての方策などを紹介する。また、欧米においてはプラント安全にあたってリスク概念を取り入れた多様な手法の開発や規格化・標準化が進んでおり、これらリスクベースアプローチについても紹介し、我が国の化学産業の安全管理の方向性を探る。
12:15~13:30
休 憩
13:30~15:00 「組織における安全活動に対する意識・理解の向上」 
慶應義塾大学 理工学部管理工学科 教授 岡田 有策 氏 
http://yagamix.st.keio.ac.jp/tprofile/personal.html?nickname=4831036ca0d633d820c98112a7307124

組織におけるヒューマンエラーに関わる安全管理活動に関する理解・意識の状態を把握し、その状態の改善を図ることで、組織における安全に対する風土・文化を醸成させることが、様々な安全管理活動の実質を高めることになる。そのためには、従業員すべての意識を把握し、その意識の根底にある、安全管理活動に関わる不信・不満要素を丁寧に改善し、従業員の満足度を高めていくことが重要である。
15:15~16:45 「建設業における自律的な安全活動の促進」 
関西大学安全学部 准教授 中村 隆宏 氏 
http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_ss/teacher.html

建設業には、他産業にはない伝統的で独特なシステムがある。こうした特徴は、現場を支える力ともなる一方で、全体的な現場の安全管理を難しくする要因にも発展する。どうすれば現場全体の改善や底上げにつなげることが出来るのだろうか。いくつかの事例を交えながら、安全管理に関する課題とその解決策を探る。

プログラム(PDF)はこちら

主催

特定非営利活動法人安全工学会

協賛
定員(募集人数)

30名(定員になり次第締め切らせていただきます)

参加費

本学会会員 1人3 0 ,000 円、非会員: 1人3 6 ,000 円 
講演テキスト代を含む。

申込方法
聴講ご希望の方は、ホームページのオンライン催物申込み または参加申込書にて、4月1日(金)までに申し込みください。
折返し、聴講券、会場案内図、請求書、振替用紙等をお送り致します。
連絡先
資料
実行委員会
備考
砂防会館
東京都千代田区平河町2-7-5 
地下鉄永田町駅下車4番出口徒歩1分

 

特定非営利活動法人安全工学会
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町3-5-2 アロマビル6F
TEL:03-6206-2840
FAX:03-6206-2848
URL http://saas01.netcommons.net/jsse2004/htdocs/
E-mail jsse-2004@nifty.com
更新日時 2019-06-27 12:06:52
登録日時 2019-05-17 14:30:12