セーフティー・はーと

第43号 「Good Luck」と言うために

<三菱総合研究所 野口和彦>
今年の1月から3月までの日曜日は、21時からTBS系で「Good Luck」を観るのが楽しみであった。この番組は、視聴率30%を超えるお化け番組であり、主演は木村拓也であった。
この手のトレンディドラマは、基本的には観ないのであるが、この番組は面白かった。
何が私を引き付けたのか。
この番組に出てくる男達が格好良いのである。この番組は、パイロット達の物語である。従って職業ももちろん俳優も見栄えが良いのであるが、私がこの男達を格好良いと思ったのは、別の理由による。それは、男達の責任感、自分の持つ操縦桿に500人の命を預かっているという使命感を持ち働く姿が、格好良いのである。自分の体調、乗客の精神状態や体調に対する気遣い、同僚との協力と信頼、先読みによる対処、あらゆる面でプロの姿が見受けられる。
我々が働くとき、このような緊張感とプロ意識を持って働いているであろうか。
日々の仕事における安全の確保にとって、責任感と緊張感そして仕事への誇りが如何に大切かをこの番組は教えてくれる。
この番組のDVDは、安全意識の向上に有効である。安全担当者は、経費でこのDVDを買っても、会社に決して損はかけないはずである。
少なくとも安全関係者は是非一度ご覧下さい。
では、Good Luck!