セーフティー・はーと

第92号 安全のゴールはあるのか?

岡田 <三井化学分析センター>
先日,会社主催の九十九里浜 約70kmを歩く(走ってもよい)という行事に参加しました。 
参加したのは,今回で3回目です。1回目は,新入社員の時,2回目は,2年前,です。 残念ながら,過去2回は,天候や体調不良で70km完歩できずに悔しい思いをしていました。 今度こそは70km踏破しようと朝4時から延々と歩き始めました。
歩く間には様々な葛藤と戦いました。もうやめよう。もう少し頑張ろう。今度頑張ればいいじゃないかなど。 
歩きながら,ふと安全について考えました。安全にゴールというものは存在するのか? 安全に関しては,これで良い(完璧)ということはないのではないか。 
ここまで実施したという中間地点は存在するもののゴールなんて無いのでは?安全に関しては作業自体をやめてしまうことがゴールなのか? 
かといって,何もしなければ進歩はないし,ベネフィットも得られない。 
安全活動をしなければ運を天に任せるだけではないのか? 一歩一歩確実に,今より安全に,が積み重なって見えないゴールに向かっていかなければベネフィットが得られないではないかと思います。

70kmのゴールは,今年も見ることができませんでした。ゴールはあるのでしょうか?

※ちなみに70kmのゴールは存在して5時間半で走りきった人もいます。