第37回安全工学セミナー プラント安全講座
11月18日(水)、19日(木) 開催 プラント安全講座 講師紹介
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講師:島田行恭

所属:独立行政法人労働安全衛生総合研究所 
           化学安全研究グループ 上席研究員
タイトル:プラント安全設計  (化学プロセスの安全設計の考え方と事例)
講義概要:
化学プラントの安全設計として,アメリカ化学工学会(AIChE)化学プロセス安全センター(CCPS)により提唱されている独立防御階層の概念に基づいた異常発生防止策,事故発生防止策,被害の極限化対策について順番に説明する.さらに1984年にインドのボパールにて発生したイソシアン酸メチル放出事故を事例として取り上げ,独立防防御層に基づく安全設計の機能を維持することの重要性を考える.
講師紹介-プロフィール:
◇略歴
 (1993-2004)岡山大学工学部助手,講師
 (2004-現在)現職
◇学会活動
 安全工学会、 化学工学会 安全部会運営委員会委員、 
   計測自動制御学会、 日本設備管理学会、 ISA
◇研究テーマ
 業務プロセスモデル構築による安全管理の体系化
 中小規模事業場におけるリスクアセスメント等の実施支援に関する研究
 

講師:角田 浩

所属:東洋エンジニアリング株式会社
タイトル:プロセス安全性解析手法 (FTA・FMEA等手法の基礎の理解)
講義概要:
プロセスプラントは、大規模システムを構成する産業設備であり、 危険性のある物質を取り扱っていること、高度に複雑なシステムであること、大きなエネルギーを用いて生産を行っていること等によるリスクが潜在している。プロセスプラントの安全性解析(リスク評価)には、大別すると5種類ほどの解析手法が用いられている。
本講義では、現在プロセスプラントの安全性解析に使用されている代表的な手法について概説する。
講師紹介-プロフィ-ル:
1979年 九州大学工学部造船学科卒業
同年  東洋エンジニアリング株式会社入社
現在  エンジニアリング統括本部・エンジニアリング部技術部 技術部長

リスク評価・信頼性評価、およびリスクに基づいたエンジニアリング・安全設計支援、安全管理システム構築支援、(HSE 管理システムを活用した統合安全監理およびエンジニアリング支援に従事

 

講師:高木伸夫

所属:有限会社 システム安全研究所
タイトル:HAZOPの基本 (連続プロセスHAZOPと非定常HAZOP)
講義概要:
化学プロセスの危険源を洗い出し、安全性の向上を図るHAZOPスタディは欧米にとどまらず
国内においても広く使用されてきていているが、自己流のやり方で実施しているところも多い。
本セミナーでは、リスクアセスメント手法の1つである連続プロセスHAZOPにつき詳説するとともに非定常HAZOPについても基本手順を説明する。
講師紹介-プロフィ-ル:
1973年から2000年まで千代田化工建設に在籍し、
国内、海外向けプロジェクトでのHAZOPやFTAなどの安全性解析、リスク評価、災害影響 評価などのエンジニアリング段階での安全関連業務に従事。
2000年からはプロセス安全やHAZOPなどのリスク評価に関するコンサルタント業務を実施。

 

講師:二宮光良

所属:千代田化工建設株式会社
            エンジニアリングHSEセクション セクションリーダー

タイトル:SILスタディの考え方と関連規格
講義概要:
近年欧米を中心に幅広く適用されている規格IEC61508/61511はJIS C0508として日本でも注目されている。この規格の概要およびリスクと安全の概念を最初に説明する。
引き続き、安全度水準(SIL)の決定手法や計器やバルブの機器構成の決め方について概説を行う。

講師紹介-プロフィ-ル:
1988年上智大学大学院理工学研究科修士課程修了、
      同年千代田化工建設株式会社入社。

◇国内外の石油化学プラントやガスプラントの計装設計を担当。また、近年はリスク評価や信頼性工学をベースにしたプラントの最適化業務に従事。

 

講師:柴崎 敏和

所属:千代田化工建設株式会社

タイトル:化学プラントにおけるリスクベースメンテナンス

講義概要:
破損の発生確率とその影響度から定義されるリスクを基に、装置、機器等の保全計画を作成、実施してゆくリスクベースメンテナンス(略してRBM)は、各種の産業界で適用され、既に10数年以上が経過している。ここでは、その背景、一般的な手法、適用事例について、石油精製、石油化学プラントに代表されるプロセスプラントを例に取り紹介する。特に、プロセスプラントのRBMにおいて、手法の基本である、グループ分割について、簡単な演習で取り上げ、理解していただく。

講師紹介-プロフィ-ル:
1974年から2001年まで千代田化工建設に在籍し、2002年の千代田アドバンスト・ソリューションズ社の創立と供に移籍するが、2012年の千代田化工建設への吸収合併で古巣に戻る。1990年代初めからRBMに取り組み、日本高圧力技術協会(HPI)および学術振興会第180研究委員会の活動を通し、世界的に見ると、その導入が遅れている日本のRBM普及に協力している。その外、余寿命評価、特に高温機器、配管については入社以来、引き続き取り組んでいる。

 

講師:菊池武史

■所属:株式会社住化分析センター
           工業支援事業部 (東京グループ)兼愛媛ラボラトリー テクニカルアドバイザー
タイトル:化学プラントの防護層解析『LOPA』
                (LOPAと定量的リスク評価の基礎を学ぶ)
講義概要:
 海外拠点を含めて化学プラントを新規に建設する場合や既存のプラントであっても危険・有害な化学物質を大量に貯蔵・取扱う場合に、事業者が化学プラントのリスクアセスメントの必要性に迫られる機会が増えている。
本セミナーでは、簡易リスク評価手法である『LOPA』について、2014年~2015年にかけて出版された図書2冊の内容を抄訳・加筆し、リスクアセスメントの概要を把握いただく。なお、定量的リスク評価『QRA』についてもテキストには記載するが、時間的制約のため、概要を紹介するに留める。
講師紹介-プロフィ-ル:
  1975年から2014年3月まで住友化学株式会社に在籍し、入社後3年間
  はプロセス開発、続く13年間は機械設計・プラント建設(危険性評価・
  環境安全管理兼務)、次の15年間は危険性評価手法の研究・プロセス
  安全、次の4年間は海外勤務(安全・衛生・環境管理)、最後の4年間は
  社内及び国内・海外グループ会社の安全監査業務に従事。
  2014年4月から現職にて、安全コンサルタント業務・後継者の育成に
従事。